私は、人の心根(こころね)しか診ていません vol.2

 不名誉なことですが、日本の自殺者数は世界第6位(国民10万人あたり24人が自殺にて他界)。米国は43位。ジャマイカ・バハマ・ホンジャラス・ハイチ・エジプトでは自殺者0人です。現在、日本の自殺者数は年間3万人以上、一日100人のペースで自殺を完遂されています。その数は、確認されている件数のみであり、未確認のものは「急性心不全」などの別病名で死亡診断書が作成されているため、除かれてます。国の統計通りの数字を鵜呑みにしていて良いのでしょうか。かつての経済大国日本が、今日では、自殺大国日本と変貌を遂げてしまったのです。「今、こんなにつらいのなら死んだ方がましだ・・・」という「うつ病による一時的な判断力低下」という症状で、その一時的な判断の誤りで、”死”を選んでしまうのです。不幸が重なってしまった時、だれにでも起こりえる状態です。症状が増悪する前に精神保健指定医の診察を受けることが重要です。新鎌ケ谷駅前クリニック(徒歩0分)でも、「このクリニックに通っている方の中から、自分で命を絶つ人をを絶対に出さない」ということを目標に、日々、診療行為をおこなっています。その信念は、残念ながら、どんなに国や行政に指導され怒られても、変わりません。毎日100人もの自殺者を容認している国家の方が、変なのです。もっと通院しやすいクリニックをつくり、もっと通院しやすい医療環境つくりを、日本自殺予防学会の活動を通して、構築していこうと考えています。運悪くなんちゃって心療内科医を受診し、アルバイト医師の診察を受けることになり、臨床心理士とのカウンセリングや心理テストもないまま、薬物治療で片づけられてしまっては、残念ながら患者様のうつ状態は治りません。専門医による支持的通院精神療法が必要なのです。

 当院では、職員全員が来院患者様の名前を覚えて、患者様より先に「OOさん、おはようございます!」と、お声掛けすることなど、職員が率先して自殺者の軽減に取り組んでいます。

 却下とされてしまいましたが、クリニック待合室にDJブースを設けて、患者様層に合わせて楽曲提供することなど・・・まじで考えていました。

 人は何の為に生きているか?⇒その答えは、自分以外の他人のこころを暖かくする可能性が将来残されているからです。決して、自分の為だけに生きているのではないのです。不幸にも、希死念慮が高まり、自傷他害の恐れがある場合は、私達、精神保健指定医が、都道府県知事の指示にて診察し、強制入院にて保護するシステムは、すでに確立しています。

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  2010/05/14 私は、人の心根(こころね)しか診ていません vol.2
  2010/05/21 私は、人の心根(こころね)しか診ていません vol.3
  2010/05/28 私は、人の心根(こころね)しか診ていません vol.4