めざせ 外科医! vol.2

◆第2週目◆
 心臓外科とはチーム競技みたいもので、そのせいか小さい頃にやっていたバスケでの経験やバスケに係る話を、外科医としての生き方にどうしても投射してしまう。そういう意味で以前から気になっていた本、「スラムダンクの勝利学」by辻秀一、基本的にはバスケットマンを目指す若者に向けての指南書だけど、そこら辺のビジネス書よりも、社会人として仕事にどういう風に向かっていくべきか、人生の目的をどのように捉えるべきかを教えてくれている。
 そういえば今年2月に亀田総合病院で開催された研修医制度を考える会に呼ばれて、途中から参加したら、なんだか学生さん達の怪しい熱気に、“すごいなぁ亀田に研修に来る人たちってmotivation高いなぁ”って驚いていたら、会の最後にフロアにいらっしゃった一般の方から、「そこにいる若手研修医たちの目標が“強い、偉い、うまい医者”というのに危険を感じる」というコメントがあった。吃驚!そんなこと言ってたんだと、その幼稚な発想に愕然とした。更には、大学病院の研修医に対して雑用がおおくて“かわいそう”って!こういう感覚で育つと、きっと働く病院を選び、看る患者を選び、あげく自分が頑張れなかったり、又は頑張ったことが評価されないのは「場」が悪いって思うような人になってしまう。医師としては、特に外科医としては使い物にならない。
 外科医にとって一番大切なことは、素直な気持ちと謙虚さ、そして何事にもとらわれない意志。そう!桜木たちに対山王工業戦で安西先生がチームに要求したこと、闘うと決めたからには“断固とした覚悟”が必要なんだ。やはり恐るべしスラムダンクby井上雄彦!
 僕の心臓外科医への到達目標はここにあるのかも?えっ?低いって、そんなことないと思うけれどもなぁ。

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