迷走する中小病院時代における当院の取り組み-当院の背景- vol.4

 新築移転後、約1年が経過し病院全体が落ち着いてきましたが、医療を取り巻く現状はますます厳しくなっており、今後はスタッフのモチベーションの向上に努めたいと考えています。このためスタッフ全体の目標を「気付く感性(見て・聴いて・感じて)」「行動する勇気(報告・連絡・相談)」としました。旧病院で準備しかけていた病院機能評価の取得に向けてスタッフ一同がんばりたいと考えています。旧病院での取得を断念したのは、設備面いわゆるハード面であまりにも評価を受けるのは困難と判断したからです。私の独断と偏見ですが、病院の組織はこの世で最も複雑かつ難しい組織であると考えます。なぜなら異なる資格を持つ多種多様な職種が集まっており、またそれぞれが機能分担しつつ連携していかなければならないからです。病院機能評価は、複雑な組織がより機能的に働きやすくなる組織を作るための一つのお手本と考え、チャレンジしていこうと思います。ある程度歴史のある病院では、いろいろと組織のしがらみがあり、困難な面があると考えます。当院も43年の歴史の中で良い面もたくさんあり、これを継承しつつ改善すべきところはおもいきって改善、改革しようと考えています。

 日本の医療界は、本年4月より「良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案」いわゆる第5次医療法改革がスタートしましたが、その反面、日本の世界に誇る国民皆保険制度も崩壊しようとしています。患者様と医療スタッフ双方が納得、満足し笑顔があふれるより良い医療制度改革が切に望まれます。

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