当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.3

 精神科医療の中で救急・急性期は大きなテーマですが、まだまだ未整備の部分が多いのが現実です。当院では平成18年に堺市が政令都市化され、精神保健行政が大阪府から独立したことをきっかけに、堺市の要請に呼応する形で、緊急措置入院、応急入院の指定を受けました。先だって当院では、平成9年に急性期治療病棟を、特に重篤な患者様を対象として、集中的で手厚い治療、看護が行なえる施設としてオープンしました。それまでの精神科にはまだ閉鎖されたイメージが残っていましたが、でき得る限りオープンで明るい病棟を目指しました。窓を大きく取り、光の射し込む病室と、一般科のようにナースステーションをオープンカウンターとし、患者さんのより近くで且つ同じ目線で関われるようにと工夫を凝らしました。保護室はPICU(精神科集中治療室)の側面を持ち、同時に患者さんのプライバシーや心情に配慮する意味でもアメニティに拘りました。発症、再発初期の患者さんやご家族にとって辛い時期にこそ、医療や人を投入するだけでなく、治療環境に配慮しなければならないと考えています。花と緑の環境を大切にしているのもそういったこだわりがあるからです。現在は19年5月に全国で26ヶ所目の施設として認定を受けるべく精神科救急入院(スーパー救急)病棟開設を目指し、活発に取り組んでいます。当院は救急・急性期医療を通して地域に貢献し、行政の期待に応える365日24時間体制を目指し、医療を実践しています。

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  2007/03/02 当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.1
  2007/03/09 当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.2
  2007/03/16 当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.3
  2007/03/23 当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.4
  2007/03/30 当院運営の現場から-睡眠障害治療のこと vol.5