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2005年09月04日
日本美容皮膚科学会

9月3日と4日に京都国際会議場で開かれた日本美容皮膚科学会に参加してきました。主に美容に関心のある皮膚科医が集まる会です。この学会に始めて参加したのは1999年で、“ケミカルピーリングの実際と臨床”と題して特別講演をしました。すでに17回目の総会とのことでしたが、60人から70人くらいの、“研究会”といった規模の会でした。毎年夏に開かれるその会にその後何回か参加しましたが、いつも100人までの集まりで、企業展示も化粧品会社などが5,6社テーブルを並べただけのような簡単なブースで出展しているだけでした。ここ数年は他の学会と日にちが重なったりして参加できずにいました。今回参加して驚いたのは参加医師の多さです。ここ数年で参加者が増えてきて昨年が350人程度、今年は640人の参加者があったそうです。企業展示も化粧品会社やレーザーなどの医療機器会社がずらりと並び、とても賑わっていました。よかったのは、学会の規模が大きくなるといくつもの部屋で並行して演題発表が行われがちで、そうすると聞きたい演題が重なって残念な思いをするのですが、この会では口演は一つの大きな部屋でのみ行われました。口演はすべて特別講演かシンポジウムで、一般演題はすべてポスター発表という割り切りようでした。これも一つのいいアイデアだと思いました。私は今回は大学の化学教授の上田先生とその教室員の渡邊先生と3人での共同発表で、皮内にいろいろな有効成分をイオン導入や超音波導入する方法や皮内に導入した成分を非侵襲的に定量するなどの一連の研究の一部を2つのポスター発表にまとめたものです。なんとその発表の一つを優秀賞に選んでいただきました。筆頭発表者の渡邊先生は始めて参加した学会で賞と金一封の副賞までもらい、本当に驚いておられたようです。臨床では治療で患者さんがきれいになられるのを見るだけで十分楽しく幸せな気持ちになれるのでよいのですが、基礎研究にもこのような華やかなスポットライトをたまにはあてていただくと、とても励みになります。それにしても、conservativeの代表の科であった皮膚科にあってこんなに多くの先生方が美容に興味を持ってこられたとは時代が変わったものです。しかしながら、美容の世界には新参者の医師達がエステティシャンたちを十把ひとからげにして軽くみなすのには抵抗があります。古くから美容に携わってこられたエステや化粧品の業界の方達からは新参者の我々医師は沢山学ぶものがあるはずです。以前私の講義を聴きに来られた男性医師が私に質問されました。“先生、ファンデーションと日焼け止めクリームはどちらを先に塗るのですか?”と。
投稿者 biyou : 2005年09月04日 10:39