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2005年06月30日
アメリカレーザー医学会

アメリカレーザー医学会からFellow会員の更新シールが送られてきました。学会に出席したり論文発表をすることによって会員資格を維持します。この学会は1年ごとの更新です。日本の学会は5年ごとの更新のところが多いのではないかと思います。例えば私は日本形成外科学会認定の専門医資格と日本レーザー医学会認定の指導医資格を取得していますが、これらを維持するためにはたしか5年ごとに学会出席や論文発表、専門書執筆などの実績を申請し、一定レベルに達していたら資格が更新される仕組みだったと思います。ところが、アメリカレーザー医学会は資格更新が1年ごとなのです。この分野は進歩が早いのでこの資格が優良な医師または研究者である目印としての役割を果たすよう、そのように設定したのだそうです。

今年の4月の同学会の年次総会では「第2世代IPLによるアジア人皮膚の治療」と題してビデオ演題を発表してきました。もちろん発表は英語なのでこのタイトルは日本語に訳したものです。アメリカレーザー医学会と言いながらも、これは世界で一番進んだレーザー医学の会です。ここで発表された内容が次に世界のトレンドになるのです。私がこの学会ではじめて発表したのは1994年に刺青治療用に開発されたレーザー装置を青あざ治療に応用したことについてでした。小心者の上まだ若かったので、緊張して気づいていなかったのですが、後で知人に、「貴方の発表のあと皆総立ちになりすごい拍手だったね」と言われました。アメリカの新聞社も取材に来ました。このあと、いろいろな国から招待講演を依頼されるようになりました。初めは1時間の講演でも一字一句原稿に書き、nativeに文章をチェックしてもらい、何度も練習しました。何年かした時、2時間の講演を依頼されたので、原稿を一字一句書くことはあきらめました。事前にスライドを作っておけば、一字一句は書かなくてもなんとかスライドを見ながら話せるようにはなりましたが、話しの上手な先生方のように会場の反応に応じて話しの展開を変えたり、冗談を言って会場を沸かせるなどという高度な芸当は一生できそうにありません。
投稿者 biyou : 2005年06月30日 18:03